Amazon EC2 F1 インスタンス

なんなのか

最高生可能なハードウェアデバイスFPGA が使えるインスタンスFPGA は Xlinx UltraScale Plus かなりリッチなやつ。64GiBのDDR4 メモリも搭載。PC側との接続はPCIe x16。2016年12月に導入。

  • f1.2xlarge - 1 FPGA, 8vCPU, 122GiB
  • f1.16xlarge - 8 FPGA, 64vCPU, 976GiB

8FPGAと言うのはすごいな。

HDK

Hardware Development Kit なるものがある。AMIとして提供されている?VIVADOとかインストールされている。おそらくWindows。これを普通のインスタンスで実行して、開発。つくったものをAFIとして、F1インスタンスにデプロイする、というワークフローらしい。AFIをマーケットプレースで共有することもできる、と。

PCIe を経由したCPUとの通信は標準化されていてそこはつくらなくてもよいらしい。メモリインタフェースも入っているらしい。

想定されるアプリケーション

遺伝子解析、金融、実時間動画解析、ビッグデータ解析、セキュリティが挙げられている。FPGAの用途としては、I/Oのアクセラレーションをよく見るが、F1ではおそらくできない。

価格

以下はバージニアの価格。

  • f1.2xlarge $1.65/ hour
  • f1.16xlarge $13.2/hour

さすがにいいお値段である。 あたらしいGPGPUのp2.16xlarge の$14.4/hour 、1952 GiB メモリ搭載のx1.32xlarge の $13.338/hour にならんで、最も高価なインスタンスの一つとなっている。

所感

使いこなすのはかなり大変そうだが顧客ついてるんだろうか。また、HDKを使って開発したら、他の環境には動きにくくなるだろうからロックインされてしまいそう。