Amazon EC2 に永続ストレージ

旧聞に属するのだろうが, このAmazon Web Service Blogの記事によると, Amazon EC2に永続的なストレージが追加されるようだ. 通常のEC2インスタンスファイルシステムは, インスタンスをシャットダウンすると失われてしまう. これに対して新機能によるストレージは, インスタンスとは独立したライフタイムを持つ.

使用する際には, まず生ディスクとして1G-1Tのボリュームを作る. 次にこれを任意のEC2インスタンスにデバイス名を指定してアタッチする. で, インスタンスを起動すると, そのデバイスが見えているということになる. ファイルシステムはユーザが作ることになる.

さらに, S3に対するスナップショット機能も提供されるようだ.

現在のところ一部のユーザがベータテスト中という感じらしいが, これはかなり画期的. これまでは自分でS3にバックアップを取ったりしていたわけだが, これが不要になる.

問題は, このストレージの信頼性. S3ほどではないだろうから, S3へのバックアップは結局必須なんだろうな... 頻度は落とせるだろうけど. 課金の方もちょっと不安. ブロックデバイスで提供されるということは, きっと中身が入っていても入っていなくても, 確保したブロックの分だけ課金されるのだろう. S3のように従量制の気分で使っているときっと大変なことに. ..