いま話題のGoogle App Engine をMacbookでちょっと試してみた
ホスティングサービスを受けられるのは,先着10000人.出遅れてしまったので,ホスティングはしてもらえないけど,SDKにはローカル開発用のサーバがついてくるので,それだけでも面白そうだ.申し込みだけしておくと,資源が利用可能になったら,後でメイルを送ってくるらしい.
とりあえず,ZDNetの記事
Google App Engine詳解:さっそくHello Worldから作ってみた
を参考に,試してみた. 関係ないけど, ちょっと面白いと思うのは,この記事のジャンルが「仮想化」になっていること. 仮想化というと, 計算機の仮想化に注目があつまっているけど, こういうアプリケーションレベルでのホスティングだって仮想化だし, 将来的にはむしろこちらのほうが,計算機仮想化よりも社会に大きいインパクトを与えるだろう. この記事をちゃんと仮想化に分類するあたりに, 高い見識を感じる.
ツールのインストールはすごく簡単. インストーラはMac OSの文法通りディスクイメージで提供されるので,クリックしていれば自然にインストールされる. /usr/local/binにいくつかコマンドがインストールされるが,実体は/usr/local/gooble_appengine/以下にある. python のモジュール群も, 本来のsite-packages以下ではなく, こちらにおさめられている. アンインストールを簡単にするための配慮だろう.
アプリの記述はPython.なじみ深い言語なので助かる. 私がよく使っているCherryPyも使えるようだが,とりあえず上記の記事どおりGoogle様提供のwebappを使ってみよう. CherryPyのようにURLの名前空間をオブジェクトのメソッドに割り振るのではなく, URLとオブジェクトと1対1に対応させる,わりにオーソドックスなフレームワークらしい.
プログラムの他にapp.yamlという設定ファイルが必要.PythonなのにYAMLというあたり,なんでもアリな感じでよい.
テストサーバは, dev_appserver_main.py で起動. psでみるとpython以外にそれらしいプロセスは無いのでPure Pythonなのだろう.