Google Cloud Platformの機械学習系サービス

このページによると、GCP機械学習系サービスは7つ。というか、大物のEngineが1つとAPIが6つ。APIにはAlpha状態のものもある。

Cloud Machine Learning Engine

TensorFlowのマネージド・サービスらしい。つまり、TFで書いたコードを用意すると、学習から運用まで、Google Cloudのなかでできてしまう、ということらしい。ワークフローエンジンとも連動するらしいので、前処理とかもできるのかな?具体的にはどうやって使うのか、というと、CUIとDatalabというのがあるらしい。

Cloud Datalab というのは、いわゆるnotebook。不思議なことにローカルに何かをインストールするようだ。ローカルサーバがノートブックをハンドルし、実際のリクエストはローカルサーバからクラウド側に転送される、という構造なのかな。

API

Cloud Jobs API - private alpha

Google for Jobs の一部。ジョブ検索APIらしい。ちょっと他のものと違っていて汎用のツールではないようだ。

Cloud Natural Language API

自然言語解析。センチメントアナリシス、文中のエンティティの切り出し、タグ付けまでやってくれる。

Cloud Speech API

言語認識サービス。80言語をサポート。テキストが返される。

Cloud Translation API

翻訳サービス。ブラウザベースでも公開されているものと多分同じ。100あまりの言語をサポートしている。そのうち30あまりと英語の間はNeuralネットワークを使っている。その他のペアは既存手法らしい。

Cloud Vision API

画像を認識するAPI。例えば人の顔の写真を入れると、顔の向き、目の位置、鼻の位置などを認識するだけでなく、感情の認識まで行う。 さらに、画像中にテキストがあればその識別も自動的に行う。適当なタグの付与もおこなう。年齢制限に関連するかどうかの判断も行う。 ランボルギーニラカンを見せたらアヴェンタドールの方が上に来た。が、フェラーリとは間違えなかった。

Cloud Video Intelligence API

ビデオに対するタグ付け。カットを自動認識、各カットに対して、画像API同様のタグをつける。