Dropbox とGoogle Driveのシンボリックリンクの挙動の違い

Google DocumentがDriveと改称され、Dropbox的に利用できるようになった。Macではアプリを入れるとGoogle Driveというディレクトリがhomeに作られ、そこに入れたファイルが自動的にクラウドにバックアップされる。他にもGoogle Driveを導入したマシンがあれば、そちらにも複製される。

このあたりの挙動はDropboxと同じ、というか真似したんじゃないかと思うのだけど、シンボリックリンクの扱いがぜんぜん違うようだ。

Dropboxの場合

Dropboxでは、Dropboxディレクトリの外へのシンボリックリンクも通常のファイル/ディレクトリと全く同じように扱われる。つまり、リンクされているファイルを変更すると、他のマシンのDropboxディレクトリ内のファイルも更新される。さらに、他のマシンでそのファイルをいじると、Dropboxディレクトリの外にあるリンク先のファイルが更新される。

これはちょっとした驚きだったのだけど、結構便利な機能で、git で管理しているファイルツリーの一部だけDropboxで他の計算機と共有、なんてことができたりする。

反面、他のマシンでDropboxの中のファイルを削除すると、元のマシンではDropboxツリーの外のファイルが削除されてしまうこともありうる。これはちょっと恐ろしい仕様だ。

Google Driveの場合

Google Driveは全然挙動が違う。というか、シンボリックリンクは完全に無視される。。。Google Driveディレクトリに他のファイルへのシンボリックリンクを置いても、ないものとみなされる。

たしかにシンボリックリンクを扱うといろいろ面倒なのでこれはこれでひとつの見識かな、と。