LET OVER LAMBDA

Doug Hoyte

「この世には2種類の言語がある,Common LISPとそれ以外だ!」的な本.マクロとリードマクロを使えば何でもできるぞ,という...言語マニアの口プロレスをそのまま本にしたような感じで,読んでいて痛快ではある.

タイトルの let over lambda は,

(let ((counter 0))
   (lambda () (incf counter)))

のように,letで変数を作っておいて,それを参照する関数を返す構造を指すが,これは,LISP系言語にとってはごく普通の構造なので,本書の特徴を十分に表してはいないかも.このタイトルは省略するとLOL (Laugh out loudly: (笑))になるから選ばれたのだろう.

正直言って,後半全然ついて行けていないが,またCommon LISP使ってみようかな,という気にさせられる.オレオレ機能を簡単につけられる言語は,ソフトウェア工学的に賛成できないのだけど.

ちょっと不思議なのは,C++のテンプレートに関する言及がないこと.Lispのマクロにちょっとでも似たものが他の言語にあるとすれば,C++のテンプレートだと思うのだが.LisperにとってはC++は論外なのだろうか?

LET OVER LAMBDA Edition 1.0
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ダグ ホイト
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