RDBMS解剖学 よくわかるリレーショナルデータベースの仕組み

  • 鈴木 幸市, 藤塚 勤也

翔泳社DBマガジンに連載された記事をまとめたもの。2005年の発刊なので相当に古いのだけど、
基礎的な内容なのでそれほど古くなった感じはしない。SQLもDBの使い方も知っているけど内部構造を知らない人に向けて、内部構造の概要を解説している。
非常に平易な言葉で書かれており、わかりやすい。文系出身でCSのバックグラウンドはないのだけどSEをやっていて普段からSQLは触っているような人でもすんなり理解できるのではないだろうか。なかなかこうは書けない。

内容は、SQLのパース、論理プラン、物理プラン、トランザクション、ログによる性能向上、クラスタリングと幅広い。その分全体的に食い足りないけど、入門の入門ぐらいの感じとしては非常によくかけてるといえるだろう。ページ数は200ページ弱。