Amazon Simple Email Service

またでた、Amazon の新サービス。これは、バルクでメイルを送信する機能。いままでなかっけ?という気もするが無かったようだ。Simple Notification Serviceでメイルを送ることはできたはずだけど、これは大量にメイルを送ることに特化している。

そんなことして大丈夫なのか

こんなSPAMMER 御用達になりそうなサービスをやっていいのか、という気もするが、それなりに対策はとられているようだ。

From アドレスの確認

まず、送信元になるアドレスをベリファイする課程が必須になっている。Fromに設定するアドレスにSESがメイルを送り、そのメイルのリンクをクリックしなければ、SESを利用することはできない。これで、送信元を適当に設定したSPAMは送れないことになる。

フィルタリング

送信の内容を見てSPAMフィルタに引っかかるようなものはSESがブロックする。

ISPからのフィードバック

送信したものがISPSPAMフィルタに引っかかったばあい、そのフィードバックを受けとることができる。その統計値はユーザにフィードバックされる。

徐々に配送量を増やす

ユーザには最初は1日1000通しか送信が許されない。フィードバックによって、そのユーザがSPAMMERでないことがわかると徐々に送信可能量が増える、という作りになっている。

お値段

EC2から使う場合には1日1000通の無料ティアが設定されている。太っ腹。ただこの場合も通信量はかかる。
外部から使う場合、もしくは1日1000通を超えた場合には、1000通あたり0.1ドルが課金される。これに加えて、SESに対する入力とSESからの出力データ量に対して課金がされる。
SESへの入力は1Gあたり0.1ドル。これは同じメイルを多数に送るなら問題にならないだろう。
SESからの出力に対する課金は、量によってことなるが、1月あたり1GBまでは無料だ。

所感

どんなに対策したところで、結局SPAMMERに使われちゃうだろうな。ますます、電子メイルのS/N費が低下することは間違いない。若い人はもう電子メイルなんて使わないそうなので、あんまり関係ないのかも。